2006.6.22初版
Movable Type 3.17 インストのまとめ Windows Server 2003
もともと Movable Type はUNIX サーバにインストールすることが前提で開発されているので、 Windows マシンはおまけであろう。
よってマニュアルにもWindows にインストールするための特別な、詳細な説明・情報はない。
最後の最後に「 Win32を設定する際のヒント」と題して
Windows サーバでの注意点がちょこっと4行が書かれているが、インストールに役立つものでもない 。
そこで Windows Server 2003 SP2、IIS6.0、MySQL 4.0.24 を使う前提でまとめてみると、
あらかじめ次にあげるものが必要になる。
- IIS6.0 に関する設定の知識と理解 ・・・・主にCGIについて
- MySQL などのデータベースの基本的な知識と理解、MySQL-Frontなどの管理ツールの操作
しかし、これらを体系的に説明となると広範囲になり不詳管理人の能力を超えているのでここではポイントに留めたい。
試行錯誤で学んだ重要なポイントは次の4つである。
- IISの設定のうちCGI、Web Site の設定に矛盾・間違いがないこと ・・・当たり前か
- mt.cfg ファイルにIISの設定と矛盾・間違いがないこと ・・・これはMovable Type の憲法
- データベース"mt"とローカルサイトパスのファイルを削除すれば何度でも設定が初めからやり直せること ・・ありがたい!
- mt-check.cgi、mt-load.cgi、mt.cgi これら三兄弟は基本的なチェック、設定ができる必須の道具
mt.cfg ファイルの設定例:
・・・・・・・・
CGIPath http:/xxx.xxx.xxx.xxx/cgi-bin/
・・・・・・・・
ObjectDriver DBI::mysql
Database mt
DBUser root
・・・・・・・・
StaticWebPath ./mt-static/
・・・・・・・・ |
基本設定例:
・・・・あくまでもすべての問題が解決された後の情報であって、
これが重要ということではない。
ここにたどり着くまでのがノウハウが最も大事である。
つまづきの連続だったので、ちゃんとまとめることが難しいが・・。
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なかば自動で検出して設定してくれるが、残念ながら完璧ではない。
よって矛盾がないように追加・変更をしないと正常に動作しない。
この例では赤線部分が修正したところ。
**インストール先のディレクトリの注意点**
マニュアルには「Movable Typeのインストール先をあなたのcgi-binディレクトリにする場合は、あなたのスタティック・ファイル(images、docs、styles.css、およびmt.js)をcgi-bin以外の場所にあるディレクトリにアップロードする必要があります。 スタティック・ファイルはcgi-binディレクトリ内に置かないでください。もし置いてしまうと、ウェブサーバーがスタティック・ファイルを実行しようとしてしまい、結果として、スタティック・ファイルがウェブ・インタフェースで使用できなくなります。 」と注意書きがあるが Windows サーバにもあてはまるのか確認をしてないが念のためこれに従い、cgi-bin のなかに mt-static のディレクトリをつくりそのなかにimages、docs、styles.css、mt.js を格納した。
これはちゃんと mt.cfg ファイルに反映させないとグラフィカルな表示をしない
・・・・・
StaticWebPath ./mt-static/
・・・・・
|
mt-check.cgi ・・・・これは一回ちゃんと成功すればその後はチェックする必要がない
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mt-load.cgi ・・・・これはデータベースを削除すれば何回でもトライできる
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mt.cgi
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すぐにパスワードを変更しておく
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メインメニューにもどって、設定
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設定を保存して右上の「サイトの再構築」を実行
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構築途中・・・
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ちゃんとできたか確認をしてみる
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これが表示されたらほぼ基本的な設定は正常に完了している
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Movable Type 3.17 をインストする MovableType 4.1.170ja の引越しと、3.2ja2 へのバージョンアップ